手形
手のひらはその人の人生を表しており、深く刻み込まれたシワは
その人の人生経験数を物語っているともいわれています。
仕事に熱心な人ほど手を使います。
やる気の感情を起こすために強く握り締める手には、そのしわが刻み込まれ
年齢とともに深みが増す手は、まさに真剣に生きてきた証です。
小さい子供の場合には、
その年の記念として手形を取るケースがありますが
実は東北〜最上地方では、古くから88歳の記念に手形を取る行事が存在します。
場所によっては、手形を取った後に名前と「八十八」と記した紙を米びつに張ったり
2月1日を長寿の日としてお祝いしておる地方もあります。
近年では、この伝統的習慣が全国に知れわたり、
たくさんの人が米寿の記念に手形を取るようになりました。
赤ちゃんの場合ですと、手形を刻印した時計やアルバムなどを作るのが一般的です。
88歳の記念には、オブジェとして飾っても素敵なフレームに入ったものが人気。
一人一人の好みに合うようにフレームや紙の色も選べます。
また、ガラス製、アクリル製と種類も豊富。
出来上がりには、大きな感動を共有することができるでしょう。
お店に直接出向く方法もあれば、インターネットから申込み、
自分で制作できるキットを販売しているところもあります。
お祝いしたい人の体調や都合によって選ぶといいでしょう。
手形を使用した湯呑みやマグカップ
手形を飾るだけでは物足りない、何か違ったことをしたい
という人には、手形を使用した湯呑みやマグカップが人気です。
湯呑みは米寿の贈り物の定番の一つです。
自分の手形に沿ったものであれば、使い心地もグンと上がります。
しっとりと手になじむ器として活躍してくれるでしょう。
一本一本の指や手のひらまで自分の形であれば、愛着もひとしお。
まるで自分のからだの一部のように愛用してくれることは、間違いありません。
現代の生活の中では、ペットボトルで飲むお茶が根付いていますが、
お茶は本来急須から入れたものが一番おいしく心を温めてくれるもの。
この幸せをあなたの想いと一緒に贈ってみてはいかがでしょうか。