88歳米寿のお祝いで祝辞を述べる
人は、誕生してから人生の最期が来るときまで、実にさまざまなイベントがあります。
「お宮参り」に「七五三」「入学式」「卒業式」「成人式」「結婚式」…
そして、「還暦」ではたくさんの思い出とともに、長寿をお祝い。
還暦の次には緑寿、古希、喜寿、傘寿と続いて
米寿は、大きな節目のイベントとして盛大にお祝いします。
88歳のお祝いは、
近い親族だけで行う場合もあれば、親族や友人を招いて大々的に行うこともあるでしょう。
家族だけでなく、会社や知り合いのお祝いに呼ばれることもあるかもしれません。
いずれにせよ平均寿命を大きく上回る長寿になったことへの尊敬、
感謝の気持ちを言葉で伝えると、とても喜んでくれます。
宴会場や多くの人を招いたお祝いの場合
その場を取り仕切るまとめ役が必要です。
自分で積極的に行ってもいいですし、
慣れた人がいる場合は、アドバイスを求めたり、お願いしてもいいかもしれません。
その中でも祝辞は出席者を代表した重要な役目。
任された場合には、是非とも心に残るメッセージを披露してみてください。
祝辞は、書籍やインターネットで例文を見つけることができます。
でも、そのまま引用するのは、あまりに味気がなく、気持ちがうまく伝わりません。
挨拶文や季節句の引用、締めの言葉などは参考にしてもいいですが、
あくまでも自分の言葉で話すのが一番です。
親子の間では、照れ隠しの気持ちから、「言わなくても分かるだろう」と本音を隠しがち。
しかし、感謝の言葉や愛情表現は自分がされたら嬉しいように、ご両親もされたら嬉しいものです。
特に高齢になってくると行動範囲も狭まくなり、話し相手もだんだんと少なくなっていきます。
そのためコミュニケーションも希薄になりがち。
だから、祝辞として言葉でメッセージをもらうと、モノの贈り物よりも嬉しい場合があるのです。
88歳にもなると、からだの至るところが衰えてきます。
この先何十年も健康であるかという保障はありません。
祝辞を述べる側も受け取る側も心が温かくなるような祝辞を是非探してみてくださいね。